調理師さんの職業病とは?~よくある症状、対処法など~

調理師の職業病
この記事をシェアする

調理師さんの職業病にはどんなものがあるでしょうか。
調理師さんにありがちな職業病と、その対処法についてまとめました。

整形外科系の職業病とは

長時間厨房に立ちっぱなしで、重いフライパンを振ったり長時間野菜の皮を剥いたり…仕事上繰り返すことが避けられない動作が、調理師さんの身体を痛めることがあります。

腰痛・ぎっくり腰

腰痛やぎっくり腰は、中腰になることも多い調理師さんに非常に多いです。

腱鞘炎

野菜の皮を剥き続けたり、重いフライパンを振ったり材料をかき混ぜ続けたりといった動作で、腱鞘炎になってしまうことがあります。

肘の痛み

右利きの人は左手でフライパンを持つので、左肘を痛める調理師さんが多いと言われています。

整形外科系職業病の対処法

どの職業病でも、痛みの原因となった動作を繰り返すことが避けられません。痛みやだるさなどに気づいたら我慢せずすみやかに整形外科にかかり、負担のかかる動作をするときのコツや必要なサポーターなどについて詳しく訊くことをおすすめします。調理に携わっているかぎり痛む部位を完全に休ませることはできないので、ともかく悪化させないこと、できるだけ慢性化を避けることが大事です。
できればリハビリ室やリハビリセンターのある整形外科に行くのがよいでしょう。リハビリ室のある整形外科では、医師が必要と判断すれば理学療法士(PT)さんのリハビリ指導を受けることができます。理学療法士さんは、動作の仕方や弱くなっている筋肉の使い方について丁寧に指導してくれます。

皮膚科系の職業病とは

調理師さん特有の環境がお肌の不調の原因になることもあります。

手荒れ

長時間皿洗いをしたり、アクの強い野菜を扱ったり、衛生のために繰り返し手洗いをしたりすることで、手荒れが起きてしまうことがあります。

水虫

調理師さんに想像以上に多いのが水虫です。床の濡れた厨房を歩くために防水の靴を履くことが多いので、靴の中で足が蒸れて、水虫の原因となる白癬菌が繁殖しやすい状況になるからではと言われています。

皮膚科系職業病の対処法

水や食材を直接触ることによる手荒れはゴム手袋をするようにすると悪化が食い止められる場合もありますが、忙しい厨房でいちいちゴム手袋をはめるのも手間ですし、長時間ゴム手袋をしていることで今度は雑菌が繁殖してそれによる手荒れを起こすこともあるのでなかなか難しいです。

水虫に関しては、靴下を5本指のものにしたりして靴の中の湿度を下げる対策も悪くはないですが、水虫は一度発症してしまったら専用の治療薬を一定期間しっかり塗り続けないと治らない病気です。
手荒れにしろ、水虫などの足の皮膚の問題にしろ、アレルギーが原因なのか、それとも菌などへの感染のせいなのかなどといったことは、お医者さんでなければ判断できません。お医者さんの処方箋が必要な処方薬でなければ治らない皮膚疾患も多いです。素人判断では悪化させてしまう危険もあるので、気づいたらすぐに皮膚科にかかり、お医者さんの指示を仰ぎましょう。

外科系の職業病とは

下肢静脈瘤

立ちっぱなしの環境などで血流が下肢で滞り、静脈にコブができてしまうのが静脈瘤です。調理師さんはどうしても長時間立ちっぱなしになるので下肢静脈瘤を発症する人もいます。
以下のような症状がある人は下肢静脈瘤を疑って、外科や血管外科など外科系の医療機関を受診してください。下肢静脈瘤は、悪化すると血栓症などを併発して命に関わることもある病気です。手術をする場合、最近はレーザーなどの新しくて簡単なものを選択できる場合もあります。怖がらず、軽症のうちに対処しましょう。

足の血管が浮き出て見える

足がむくむ、痛む、だるい、重い、疲れやすい
足に熱感があったり、しばしば足がつる(こむらがえり)
足がかゆい、治りにくい湿疹がでたり皮膚が黒ずんでみえる
足に潰瘍ができている(皮膚が破れて出血がある)
―下肢静脈瘤広報センター:下肢静脈瘤の症状
耳鼻科系

声が大きくなる、難聴傾向

厨房は非常に騒がしい環境です。ボイラーや換気扇の回る騒がしい中、注文や指示をしっかり把握するために皆が大きな声を出します。このせいで喋るときについ癖で声が大きくなってしまう人や、実際に耳が聞こえづらい感じを感じる人もいます。
聴力は気づかないうちに低下している場合があります。少しでも異変を感じたらすみやかに耳鼻科にかかりましょう。

心療内科系の職業病とは

ストレス症状

仕事にある程度のストレスはつきものですが、調理師さんの世界にはいまだに徒弟制度のような雰囲気が残っているところもあり、人間関係でのストレスが大きい場合もあります。体力的にきつい仕事が長時間続くこともあり、心の不調を感じる人もいます。
気分の落ち込みやイライラ、取れない疲労感、出勤しようとすると体調が悪くなるなどの症状に気づいたら、我慢せずに心療内科や内科のお医者さんにかかりましょう。

内科系の職業病とは

肥満

勉強のための食べ歩きや調理中の仕上がり確認のための味見などで、どうしてもカロリーオーバーになってしまいがちなのが調理師さんです。忙しいためになかなか摂ったぶんのカロリーを消費するための運動をする時間もとれず、肥満に陥ってしまう人も多いです。
健康診断は必ず定期的に受け、体重も自分で毎日測りましょう。体重が増え続ける場合や健康診断で異常が出た場合は必ずまず内科にかかり、食事や運動の調整についてお医者さんからの指示を受けてください。

かかりつけの医師を持って

全体の注意として、ちょっとした不調も我慢せず早めにお医者さんに相談するということが言えます。どんな症状でどこの科にかかったら良いかも、普段からかかりつけのお医者さんを持っておいてそこで相談するのがベストです。調理師さんは身体が資本ですから、ぜひ常にご自分を大事にいたわってくださいね!

>>>「飲食のお仕事」に登録をして、転職の相談する!

(参考資料)

The following two tabs change content below.
アバター

飲食のお仕事レシピ 編集部

飲食のお仕事は、飲食・調理のお仕事をしている人のための求人・転職サイトです。お役立ち情報をわかりやすくお届けします。編集部へのお問い合わせは、info@chourishi-shigoto.comまでどうぞ!▼Facebookはコチラ! 寄稿希望・取材依頼・お問い合わせなどございましたら、media@chourishi-shigoto.comまでどうぞ。
この記事をシェアする

飲食のお仕事では人気の保育園や幼稚園の求人をはじめ、式場や飲食店の求人を検索できます。

飲食のお仕事で求人を探す
調理師の職業病

この記事が気に入ったら
いいね!

最新記事をお届けします。